テクノウッド事業部
モクサン（清水港木材産業協同組合）のテクノウッド事業部
事業内容
モクサンでは木材本来の良さを残しつつ、耐久効果を高める技術を持っています。
防腐部門
木材は、カビ・木材腐朽菌・シロアリ等の被害を受けやすいものです。防腐処理（木材保存処理）を施すことにより耐久性を高め、木材を長持ちさせることができます。
モクサンでは高い防腐効果を実現する加圧注入処理方法を採用しています。高い圧力をかけながら防腐剤を注入することで、木材の内部にも浸透させることができ、最も高い効果が発揮されます。
さらに使用している薬剤リグノケアLC350は、安全で長い使用実績のある銅化合物と、安全性、防腐性に優れているアゾール系の抗菌剤を配合しており、抗力と安全性は子供向け遊具や農業用資材などにも安心して使用できる安全な薬剤となっております。品質性能試験をクリアしているAQ認証（木質建材等認証）をうけており、高品質な防腐・防蟻処理材を安定供給しています。
乾燥部門
大きくわけて「乾燥」・「熱処理」の２つの業務を行っております。
乾燥
製材したばかりの木材製品は多く水分が含まれています。このまま家を建てると乾燥による収縮で木材が割れたり変形したりします。これを人工的に乾燥させることにより、「乾燥材」とされる基準まで落とし、木材製品が変形しないよう加工していきます。モクサンでは、樹種や時期によって変化する水分量を見極め、中温乾燥（45℃から80℃）の乾燥窯にて月間約100㎡の材料を乾燥しています。熱処理
木材梱包材を使用して貨物を輸出する際は、ほとんどの国において外来種の害虫を防止するため、梱包材を加熱処理などして害虫駆除するよう国際基準（木材梱包材輸入規制ISPM No.15）により義務付けられています。モクサンでは、月間約600㎡の熱処理加工を行っています。
チップ部門
モクサンでは、自社並びに組合員から排出される端材を集荷し、製紙用チップと燃料用チップを製造しております。製造したチップは県内外の製紙工場やバイオマス発電所に販売し森林資源の循環に役立てております。組合員が製造したチップもモクサン販路を利用し、製紙会社等へ販売し、安定供給を果たしています。
内地材部門
モクサンでは、内地材（県産材）の販売・加工をしております。官公庁と連絡を密にし地域材を利用した商品の開発に力を入れております。また、内地材を使用した梱包材製品の販売もしております。
テクノウッド事業部
〒424-0065 静岡県静岡市清水区清開3丁目6番25号
TEL：054-334-1271 FAX：054-335-5743
